前回の、「人生を切り開くコツ」の続きです。
今日は、ポイントがそれてしまう前に、先に言います。
人生を切り開くコツは、
問題が起きたときに、物事を冷静に自分目線で自分を見直して、マインドをすぐに正しくシフトする。
ことです。
実は、私このマインドシフトの能力が弱かったんです。だから、すぐにネガティブになったり、意味もなく相手の気持ちになって相手の行動を解析して状況を理解しようとして、結局は相手に誤解を与えた私に非があったかもしれないということで、心に決着をつけたようにみせかけて、実際は何年も怒りが収まらなかったり、なんてことが良くありました。(今でもよくあります。)
相手の立場に立って、状況を見直すって一見正しいアプローチに見えるんですが、これは実は間違いなんです。なぜなら、相手の立場を想像してみたところで、それは私の想像でしかないからです。だから冷静に双方の状況を考えて自分の心に決着をつけるというのは、実は自分の気持ちに自分で蓋をしてしまうという行為に過ぎないのです。だから一見解決したようにみえるのですが、いつまでたっても気持ちが晴れないのです。
前回の私のイギリスでの体験談はまさにこのパターンなのがわかりますか?
私はイタリア人とコミュニケートが取れなくて悲しいにもかかわらず、
周りが自分のことをどう思っているかにフォーカスし(=相手の立場に立って状況を見直す=妄想)、
その想像に基づき自分のポジションを決めて(=英語が喋れない人)、
感情に蓋をしてしまっているのです。(=コミュニケーションが取れなくて悲しいけど、英語ができない私のせいだから、この状況になってしょうがない。(=被害妄想の塊かつ、自分自身の能力や感情は完全無視)
でも、その時私が話をしていた先生はただただびっくりした顔で私を見て一言。
「君、すぐに泣いちゃうタイプなの?」
は?
「彼らね、(クラスメートのイタリア人)良くしゃべるから一見英語をきちんと話しているように見えるけど、文法めちゃくちゃだから。日本人はそんなに話さないけど、文法完璧だし、君のほうが全然きちんと話せてるヨ。」
は??
「僕でさえ、彼らが言ってる事わからない事良くあるヨ。だからわざと彼らに何度も発言させているんだヨ。」
・・・・・・!!!
というわけで、先生には私がなんでそんなに深刻になっているのかはは全く伝わらず、軽く、「君、大丈夫だから。がんばれヨ。」と言われて終了、という感じでした。
ここで、全く違う世界が見えたことに気が付くと思います。
それは、自分が正しい、という視点です。
また長くなってきたので、次回に続きます。